平成29年度製造業におけるIoT導入実証事業の募集

市内に事業所を有する事業者がIoTを導入することにより、業務における課題の解決に資するモデルを構築すること、または、IoT技術を活用した機能を搭載し、新たな付加価値のある製品を開発するモデルを構築することにより、ほかの企業等へのIoT導入を促すために行う実証事業を募集します。

提案者

市内に事業所を有る製造業の事業者で、かつ、スマート加賀IoT推進協議会の会員または入会申請をしている事業者

実証事業の要件 (1)または(2)でそれぞれア~ウを満たすこと

 (1)生産効率向上モデル
  ア.克服すべき課題が特定されていること。
  イ.上記アの課題解決のために、生産性向上を図るモデルを構築するものであること。
  ウ.実証事業終了後に、同事業を通じて構築したモデル、得られた知見等が、市内他企業等のIoTの普及展開に資するものであること。
又は、
 (2)新製品・サービス創出モデル
  ア.克服すべき課題が特定されていること。
  イ.上記アの課題解決のために、付加価値を付けた製品やサービスを創出するモデルを構築するものであること。
  ウ.実証事業終了後に、同事業を通じて構築したモデル、得られた知見等が、市内他企業等のIoTの普及展開に資するものであること。

委託金額(※予算の範囲内で数件程度決定します。)

(1)生産効率向上モデル       1提案当たり1百万円以下
(2)新製品・サービス創出モデル   1提案当たり3百万円以下

委託事業実施期間

委託契約締結日から最長平成30年3月31日まで。(採択後、協議により決定します。)

委託事業対象経費

設備備品費(原則リース等)、消耗品費、謝金、旅費、外注費、印刷製本費、会議費、通信運搬費、光熱水料、
その他諸経費(特に必要と認められる経費)、消費税相当額、一般管理費(直接経費の10%以下とする。)

提案募集締切

平成29年11月10日金曜日 午後5時(必着)
(郵送の場合は同日必着)

応募の手続き

下記の書類をIoTイノベーション推進室へ提出
 1.製造業におけるIoT導入実証事業企画提案書(全体概要) [様式1]
 2.実施計画書 [様式2]
 3.実施体制説明書 [様式3]
 4.事業スケジュール [様式4]
 5.平成29年度 予算計画書 [様式5]
 6.主要設備・備品リース・レンタル計画書 [様式6]
 7.設備備品購入計画書 [様式7]
 8.必要に応じて事業内容を説明する資料[様式自由]

スケジュール

 平成29年11月中頃: 審査会開催、委託先候補の決定
 平成29年11月末頃: 契約条件の調整、委託契約の締結
 平成30年 3月末頃: 成果報告書の提出

その他

応募にあたっては、実施要領をよくご確認ください。
事業終了後に、受託者の支障のない範囲において事業成果を公開します。
応募書類の様式等についてはこちらもご確認ください。
加賀市役所ホームページ

【お知らせ】「KAGAものづくりラボ」体験会を行います!(10月)

スマート加賀IoT推進協議会では市内の皆様に”ものづくり”に親しんで頂くべく、先月より「KAGAものづくりラボ」体験会を開催しております。10月も開催いたしますので、是非ご参加下さい!

[日時]  10/6(金)10:00-17:00  10/7(土)10:00-17:00  10/13(金)10:00-17:00  10/14(土)10:00-17:00

[場所]  かが市民交流プラザさくら 会議室205

[内容]  3Dプリンタや、カッティングマシンなどを体験できる体験会を実施いたします。作業台を用意しており、自由に簡単な電子工作やアクセサリなどの作成をして頂くことが可能です。

 <本施設で体験&貸出利用できる機材>:   3Dプリンタ:MakerBot Replicator2X 3台   カッティングマシン:Brother ScanNCut CM300 1台   制御ボード:Arduino Uno、Raspberry Pi   その他、ハンダコテ、ブレッドボードなど

[注意事項] ・参加にあたってはKAGAものづくりラボの利用規約に同意して頂きます。 ・施設利用時は係員の指示に従うようお願いします。 ・抵抗、LEDなどの電子工作の部品や、半田などの消耗品に関しては、  参加者様各自にてご用意下さい。

詳細につきましては、下記の「KAGAものづくりラボ」ホームページをご覧下さい。

[KAGAものづくりラボ]http://kagalab.com

 

【報告】ラズベリーパイ教室開始!

市内小学校に向けてのラズベリーパイ教室が本日より開始しました。
本教室は約1カ月で市内小学校に対して22回開催するもので、最初の学校は加賀市立三谷小学校での開催でした。

参加してくれた子供たちは座席に着くと机の上に設置されたラズベリーパイと呼ばれる小さなコンピュータを興味深く見つめていました。ラズベリーパイを使ったプログラミングでは、子供たちの理解も良かったため、スムーズに教室を進めることができ、他の子が作ったものを見るときでは笑い声や驚きの声がでたりしており、楽しそうに取り組んでいました。

この教室をきっかけに、自分たちのやりたいことを色々試せる身近なツールとして活用してくれることを期待します。

今後開催する各小学校でのラズベリーパイ教室の様子は適宜更新してまいります。

【開催報告】7/22~23人工知能ワークショップ

7月22日~23日の日程で加賀市のゆのくに天祥にて「人工知能ワークショップ」を開催しました。人工知能研究会の方々と加賀市内の中高生がチームに分かれて「身近な課題を人工知能を使ってどうやって解決するか」をテーマにディスカッションしました。

初日は緊張していたのか、遠慮しているようなグループもありましたが2日目は打ち解けて積極的な議論が行われていました。各グループから様々な課題が挙がっており、その中には市内の過疎化や人口減少、観光客の減少や介護の課題を挙げる子もあり加賀市の直面している課題を若い子たちも意識していることに驚き、関心しました。

チームで取り上げた課題と解決策、それを実現する人工知能の学習方法などの議論した内容をポスターにまとめて、を中高生の皆さんが他のチームや審査員に向けて発表しました。
優秀賞は「毎朝気持ちよく起床したい」という課題から提案された「希望の朝」。良い睡眠をとり、気持ちよく起床できるような工夫がされており、人工知能が学習することでその人にあった眠り方や起き方を人工知能が提案してくれる、といったものでした。

最先端の技術者の方々と一緒に討論すること、グループの考えをまとめて資料化すること、他の人に説明すること、人工知能のデモンストレーションを見ること、これらの体験は貴重な体験になったと思います。今回のワークショップを通じて人工知能に興味をもった子が出てくることを期待します。

学生が作った成果資料は後日市内で掲示予定です。決まりましたらお知らせします。

【開催報告】7/17 市内小学生向けIoTものづくり教室

7月17日、市内の小学生20名を対象としたIoTものづくり講座を行いました。

RaspberryPiにプリインストールされているゲーム「MinecraftPi」に対して、プログラム(Scratch)と連携させてクリックひとつでゲーム内に大量のブロックを配置したり、逆にゲーム内から取得した値を使って現実のLEDを光らせる、といったことを子供達一人ひとりに行って貰いました。

普段からMinecraftに慣れ親しんでいる子供達でしたが、自分で作ったプログラムが自動的にブロックを配置して壁を作っていくところや、特定のブロックが近くにあった場合にLEDが光るところを見て大興奮していました。

プログラムや電子回路など、かなり高度なことをやっている認識だったのですが、多くの子供達がループや条件分岐といったプログラムの概念をきちんと理解し、ブレッドボードの配線をテキパキと行っていく様を見て、凄いと思うとともに、もっと子供達の可能性を広げるような講座を提供していきたいと改めて感じました。